May 30, 2004

 
江差町のすぐとなりに位置する上ノ国は、言い伝えによれば、
文治5年(1189年)に和人が初めて渡り住み着いた所と言われています。
その後道南にできた12の館は下ノ国、松前、上ノ国の三守護職の支配下におかれ
函館、松前、上ノ国を拠点とした流通圏が成立していった経緯があります。
 上ノ国は北海道では長い歴史を持つところであり、
今も中世の遺跡「勝山館跡」の発掘調査が注目されている興味深い所です。




● 夷 王 山 ( いおうざん )

 美しくなだらかな稜線の山容が特徴的な夷王山は標高159mの小さな山だが、上ノ国はもちろん日本海に浮かぶ奥尻や大島、日本海の美しい海岸線、江差町一帯が一望できる絶景地です。周辺には夷王山墳墓群や夷王山キャンプ場 、勝山館跡などがあり夏休みの時期には多くの人々でにぎわいます。
         

● 勝山館跡 ( 国指定史跡 )
 現在も行われている北の「中世」発掘の最前線地。夷王山の麓に有り、松前藩の祖・武田信広が15世紀に築いたと言われる一族の居城跡です。自然の地形を利用した三段構えの要塞は堅牢無比の山城でした。東北北部から北海道南部にかけて存在する多くの館の中でも代表的な城館として教科書などでも紹介されています。
※ 現在の発掘調査状況
 出土した遺物は約5万点に及ぶ貿易陶磁、アイヌの人々が使ったと言われる500点余の骨角器、鉄の鍛冶作業跡や銅の鋳造跡などが有り注目すべきものとなっています。
 また、この勝山館跡の真下には、日本海北方交易で栄えた館の経済を支えた町場が形成されていたと言われ、その町場のさらに下層から縄文土器、擦文時代 (8〜13世紀 )の人骨や内耳式土器鍋が出土し、縄文時代から連綿と集落が形成されていたことがわかり興味の尽きない城跡として解明が続けられています。


● 上ノ国勝山館跡ガイダンス
 ここでは勝山館の200分の1の復元模型があり、ガラス越しに現地と見比べることができます。映像コーナーでは、北の中世史を解説するビデオが放映され、CGによる勝山館の復元や、発掘踏査の出土品の展示、建物の地下には勝山館の人の墓が型取りして再現されるなど興味深い施設です。
・開館時間:10:00〜16:00
     4月の第4土曜日〜11月第2日曜日

・休館日:毎月曜(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日
・入館料:大人200円、子供100円
・問合せ:0139-55-2400
              
● 上ノ国三つの館跡
 州崎之館跡 (国指定史跡)は武田信広の新居として築かれた館跡。後に付近から中国製陶磁器や埋蔵渡来銭2、500枚などが出土している。
花沢館跡(国指定史跡)は上ノ国守護・蛎崎季繁が拠った館で、長禄元年 (1457)のコシャマインの攻撃にも固く守った2つの館のうちの1つ。後に2、000枚の宋銭や明銭、鉄鍋が出土しています。勝山館跡と共にこれらの館跡が保存されています。

● 日本海情報交流館「文殊」 (道の駅 )

 国道228号線沿いに建てられた情報交流と憩いの広場がこの施設。道の駅として利用できる他、多方面の機能を併せもっています。
 地元の新鮮な魚貝類や豊かな産物を使って料理してくれるレストランをはじめ、図書館には、日本海に関する様々な資料本や絵本、児童書など五千冊にのぼる蔵書が置かれています。交流室にはビデオシアターも有り各種ビデオや衛星放送の視聴、パソコンも利用できる幅の広い施設となっています。
・入館:無料
・営業時間:レストラン 11:00〜20:00
・休館日:毎週月曜日 ( 祝日の時翌日 )
・図書館: 10:00〜18:00
 TEL 0139-55-3955 上ノ国町観光振興公社

上ノ国もんじゅ

● 旧笹浪家(国指定重要文化財)

 笹浪家は代々鰊漁などを営んで来た旧家のうちの1つ。建物は19世紀の前期に五代目久右衛門が建てたと言われ筑後約160年を経ており、北海道で現存する最古の民家に属する家です。置き石の屋根が往時のたたずまいを偲ばせています。また、付随する米・文庫蔵を公開しています。
・開館時間:10:00〜16:00
     4月の第4土曜日〜11月第2日曜日
・休館日:毎月曜(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日
・入館料:大人300円、子供100円
・問合せ:0139-55-1165

●上国寺本堂(国指定重要文化財)
 北海道では最も古い嘉吉3年(1443年)に創建されたと伝えられる寺。桃山時代前後の寺院建築様式の特徴が豊かに伝わる文化遺産。本尊として阿弥陀如来像がまつられています。

● 上ノ国八幡宮(町指定有形文化財)
 文明5年(1473年)に武田信広が勝山館内に館神として創建した社。本殿は明和7年(1770年)の建立で道内に現存する神社建築では最古に属します。

● 砂館神社本殿(北海道指定有形文化財)
 松前家の記録「新羅之記録」に信広が古棺の浜に漂流したという「毘沙門天王像」をまつったのがおこりといわれています。

● 国指定史跡 夷王山・夷王山墳墓群
 エゾ地の総督、松前候のかつての居館・勝山館の天守閣であったところ。標高159mの山頂には武田信広をまつる夷王山神社がある。山裾には勝山館を中心に居住していた人々の墓であろうと推定される室町時代の600余もの墳墓が分布しています。
 


アウトドアスポーツ&
       レジャー情報
● 釣り
 上ノ国漁港と大潤崎の釣り場では4月〜5月にかけてカレイ、アブラコ、ホッケなどが釣れます。大安在浜では春から初夏にかけてカレイ、ホッケ、石崎漁港一帯では9月〜10月上旬にかけてサケ釣りで賑わいます。渓流釣りは町の中心部を流れる天の川が中心。7月〜8月のアユ釣り解禁シーズンには太公望でいっぱいです。


● 登山情報
 上ノ国には、標高1,072mの大千軒岳と標高957mの七ツ岳に登山コースが有り初心者でも比較的簡単に頂上までの登山を楽しむことができます。
大千軒岳コース(上ノ国町石崎ルート)は道々が通行止めのため、上ノ国側から登山道にアクセスできません。

●キャンプ場情報
夷王山キャンプ場 
 上ノ国町役場産業課 TEL0139-55-2311
営業期間5/1〜10/31 
住所:檜山郡上ノ国町字勝山
施設:オートサイト10台分のスペース有り、水洗トイレ、炊事場、フィールドアスレチック、駐車場200台(無料)
入場料・テント料  無料

 

温泉情報

●上ノ国町国民温泉保養センター(湯の岱温泉)
 TEL 0139-56-3147

・泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素塩泉
・入浴料:中学生以上350円、子供100円
・営業時間:10:00〜21:00 (11/1〜4/30は20:00迄)
・定休日:毎月第3月曜、12/31〜1/2

● 花沢温泉 TEL 0139-55-1770

(夷王山下、花沢之館跡並び)
・泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉
・効能:神経痛・筋肉痛・運動麻痺・痔疾・慢性消化器病など
・入浴料:大人
200円 、小学生以下100円
・営業時間:9:00〜21:00
・定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

 


アクセス情報
● 車 
 江差‐上ノ国 8km 約6分
 松前‐上ノ国 57km 約70分
● バス
 江差 (中歌町)‐上ノ国駅約15分
 1日4本(平日)
 松前‐上ノ国約2時間 1日4往復
 (TEL 0139-52-0025 函館バス)


● 列車 (JR)

 江差−上ノ国
 上ノ国−湯ノ岱
 上ノ国−函館 約2.5時間
 1日6往復

上ノ国町産業課水産商工観光グループ
TEL 0139-55-2311 
                     
     



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